節談(ふしだん)とは

仏教における人々の情感に訴える布教のながい伝統をふまえ、浄土真宗で成立した独自な布教技法です。一節には、落語、講談、浪曲といった日本の「話芸」の源流となったといわれています。

笑いあり、涙あり、そして思わずお念仏が口に出る感動的な説教をぜひ、一度ご聴聞ください。

淨宗寺住職は、節談の研究にとりくみ、2007(平成19)年7月の「築地本願寺節談説教布教大会」の企画に加わり、現在この伝道技法の研究と現代への再生を目指しています。

2019年3月18日

『構築された仏教思想・妙好人』発刊へ
住職の著書『構築された仏教思想・妙好人』が、4月8日東京の佼成出版社から発刊される予定です。「妙好人」とは、市井に生きる念仏行者を泥中に咲く白蓮華に譬えて褒めたたえたことばです。妙好人たちの多くは、仏教を学問として勉強したのではなく、感動的な節談を何回も何回も聴き続け、たぐいまれな他力信心を恵まれたのでした。その存在を問うことは、冷たい哲学となってしまった「近代真宗」のあり方に、一石を投じたかったからであります。そして、最初に『妙好人伝』を編んだのは、わが師朝枝善照先生のご先祖である仰誓和上でした。それゆえ今日まで私自身、いつかは妙好人について書きたいと願って参りました。来月に営まれる先生の13回忌法要にこの拙い書物をお供えできることは、ありがたいご縁です。30年お育て頂いた亡き恩師から賜ったはかり知れぬほどのご恩の万分の一でも、報謝したい思い。只それだけに背中を押されて、書かせていただきました。ぜひお手に取っていただければ、幸いです。 https://www.kosei-shuppan.co.jp/

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2019年3月18日

彼岸会法要にお参りください。
三寒四温の毎日です。3月24日(日曜日)午後2時から、彼岸会法要をお勤めいたします。 今年は、節談の大御所のお一人、藤野宗城先生のお取り次ぎです。 皆さま、ぜひお誘いあわせのうえ、ご参詣くださいませ。

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