節談(ふしだん)とは

仏教における人々の情感に訴える布教のながい伝統をふまえ、浄土真宗で成立した独自な布教技法です。一節には、落語、講談、浪曲といった日本の「話芸」の源流となったといわれています。

笑いあり、涙あり、そして思わずお念仏が口に出る感動的な説教をぜひ、一度ご聴聞ください。

淨宗寺住職は、節談の研究にとりくみ、2007(平成19)年7月の「築地本願寺節談説教布教大会」の企画に加わり、現在この伝道技法の研究と現代への再生を目指しています。

2016年4月3日

彼岸会法要・清九郎の続き因縁を聴聞
うららかな晴天に恵まれた今年の彼岸会。今年は藤野宗城先生の節談を聴聞させていただきました。今回は、前後二席にわたっての妙好人大和の清九郎同行の物語を弁じてくださいました。これは、古い節談の技法「続き因縁」という形であり、一つの物語を何回にもわたり散りばめる高度な形式です。藤野先生ならではのお取次ぎに感動いたしました。 DSCN0148

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