節談(ふしだん)とは

仏教における人々の情感に訴える布教のながい伝統をふまえ、浄土真宗で成立した独自な布教技法です。一節には、落語、講談、浪曲といった日本の「話芸」の源流となったといわれています。

笑いあり、涙あり、そして思わずお念仏が口に出る感動的な説教をぜひ、一度ご聴聞ください。

淨宗寺住職は、節談の研究にとりくみ、2007(平成19)年7月の「築地本願寺節談説教布教大会」の企画に加わり、現在この伝道技法の研究と現代への再生を目指しています。

2021年8月21日

太子堂の切り絵・橋本一道師のご奉納
足かけ一〇年近く、法務員さんとしてお世話になってきた橋本一道師(北海道室蘭市光昭寺後住・龍谷大学講師)が、聖徳太子一四〇〇回遠忌を記念して、松葉太子(江里康惠大仏師・佐代子先生謹作)のお姿を中心として、親鸞聖人の聖徳太子をたたえた和讃を周囲にアレンジした、精巧な切り絵をご制作賜り、この度淨宗寺にご奉納頂きました。法隆寺拝領の楠材で刻まれた希有の尊像をお荘厳いただく寺宝が、また一つ増えました。ありがたいご縁であります。北海道の光昭寺様と大津の拙寺、距離的に遠く隔たっていても、末永いお付き合いを賜りたいものです。

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