節談(ふしだん)とは

仏教における人々の情感に訴える布教のながい伝統をふまえ、浄土真宗で成立した独自な布教技法です。一節には、落語、講談、浪曲といった日本の「話芸」の源流となったといわれています。

笑いあり、涙あり、そして思わずお念仏が口に出る感動的な説教をぜひ、一度ご聴聞ください。

淨宗寺住職は、節談の研究にとりくみ、2007(平成19)年7月の「築地本願寺節談説教布教大会」の企画に加わり、現在この伝道技法の研究と現代への再生を目指しています。

2013年10月19日

永年のご教導に感謝!朝倉顕祥先生の訃報

2001年から12年間の永きにわたり、常例おつとめの勉強会にご出講賜った朝倉顕祥先生が、急逝なされた。今年の冬に大けがをされてから少しお年を召された感じで、心配をしておりましたが、9月の勉強会では相変わらずの正確な音程と節を拝聴し、これからも末永くお出でいただけるものと秘かに安堵していたのに・・・。先生のお話は、単におつとめの技法のみにとどまらず、いつもさりげなくそしてしんみりとご自身のお念仏の味わいを語ってくださいました。教学の理論だけを無味乾燥に勉強するのではなく、おつとめを声に出しておけいこし、同時にお念仏のぬくもりを感じていきたい、というこの常例法座の趣旨に沿って、はかり知れないほどのお導きをいただきました。本当に永い間にありがとうございました。あの語尾のあがる独特の江州弁を、もう聞くことができないのは残念ですが、お浄土よりお還りになり、私たちをご指導ください。南無阿弥陀仏。

 

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