節談(ふしだん)とは

仏教における人々の情感に訴える布教のながい伝統をふまえ、浄土真宗で成立した独自な布教技法です。一節には、落語、講談、浪曲といった日本の「話芸」の源流となったといわれています。

笑いあり、涙あり、そして思わずお念仏が口に出る感動的な説教をぜひ、一度ご聴聞ください。

淨宗寺住職は、節談の研究にとりくみ、2007(平成19)年7月の「築地本願寺節談説教布教大会」の企画に加わり、現在この伝道技法の研究と現代への再生を目指しています。

2013年6月27日

沙羅双樹の花の色・・・
『平家物語』の冒頭に、「盛者必衰の理」をあらわす花として登場する「沙羅双樹」。お釈迦様が亡くなられたとき、花の色が真っ白に変わったとも、半分だけ白色に変化したとも伝えられています。本来は熱帯のみに咲く別の植物だそうですが、日本では「夏椿」の花を沙羅と呼んでいます。今年も、会館の玄関わきに可憐な白い花をつけてくれました。わずか一日のはかない花で、雨に打たれるとすぐに落ちてしまいます。ほんとうに、生きとし生ける者の命の姿に似ていますね。

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