節談(ふしだん)とは

仏教における人々の情感に訴える布教のながい伝統をふまえ、浄土真宗で成立した独自な布教技法です。一節には、落語、講談、浪曲といった日本の「話芸」の源流となったといわれています。

笑いあり、涙あり、そして思わずお念仏が口に出る感動的な説教をぜひ、一度ご聴聞ください。

淨宗寺住職は、節談の研究にとりくみ、2007(平成19)年7月の「築地本願寺節談説教布教大会」の企画に加わり、現在この伝道技法の研究と現代への再生を目指しています。

2012年9月8日

「ふるさとの人はありがたき哉」・福泉寺大遠忌
7日・8日の二日間、島根県鹿賀・福泉寺様の親鸞聖人750回大遠忌にお参りさせていただきました。 福泉寺様は、映画界の巨匠・松林宗恵監督(1920~2009)のご生家で、今年87歳の文雄ご住職は監督の弟さんにあたられます。 宗恵先生は、ご生前このお寺の裏山にご自分のお墓を建立されていました。 「ふるさとの人はありがたき哉」そう記された墓碑に手をあわせ、恩師朝枝善照先生を通じての出逢いのご縁と長いお育てに感謝申しあげました。監督の絶筆が「妙好人」であったことも、不思議なご縁ですね。のどかな鹿賀の風景は、母・妙好人そしてお念仏へと連なる「松林ドラマ」の舞台そのものでありました。

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