節談(ふしだん)とは

仏教における人々の情感に訴える布教のながい伝統をふまえ、浄土真宗で成立した独自な布教技法です。一節には、落語、講談、浪曲といった日本の「話芸」の源流となったといわれています。

笑いあり、涙あり、そして思わずお念仏が口に出る感動的な説教をぜひ、一度ご聴聞ください。

淨宗寺住職は、節談の研究にとりくみ、2007(平成19)年7月の「築地本願寺節談説教布教大会」の企画に加わり、現在この伝道技法の研究と現代への再生を目指しています。

2012年8月21日

感動の熱弁・節談説教研究会錬成会

20日・21日の両日、「節談説教研究会」の「夏期中央錬成会」が開催されました。

浄土真宗各派の壁を越えて、16名の布教使の方々が各20分の持ち時間の中で、お取次ぎされました。 皆さん、前回よりも格段に上達され、尊いお聴聞のご縁を持たせていただきました。

 

最後の講評で松島法城先生が、「さまざまな苦悩を背負い生きるお同行の中にこそ真実が脈打っている!」と切々とお話しいただいたお言葉を、浄土真宗布教の原点として噛みしめたいと思います。

2日間お世話いただいた淨宗寺婦人会の皆様にも、お礼申しあげます。

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