節談(ふしだん)とは

仏教における人々の情感に訴える布教のながい伝統をふまえ、浄土真宗で成立した独自な布教技法です。一節には、落語、講談、浪曲といった日本の「話芸」の源流となったといわれています。

笑いあり、涙あり、そして思わずお念仏が口に出る感動的な説教をぜひ、一度ご聴聞ください。

淨宗寺住職は、節談の研究にとりくみ、2007(平成19)年7月の「築地本願寺節談説教布教大会」の企画に加わり、現在この伝道技法の研究と現代への再生を目指しています。

2013年9月4日

節談説教研究会錬成会開かれる
去る8月20日、節談説教研究会の会員総会並びに夏季錬成会が、当山で開かれました。講師の藤野宗城・松島法城両先生はじめ、会員30名近くが参加。総会に先立ち、5月にご往生された関山和夫名誉会長と昨年急逝された北海道の古崎幸雄師を偲んで、追悼法要を営みました。錬成会では、14名の会員の皆さんが登壇され、20分の持ち時間の中で味わい深い節談を披露してくださいました。皆さんそれぞれに上達の跡が窺え、頼もしい限りです。単なる古典の台本から、ご自分の「お取次ぎ」に深化させていくのは、大変な努力が必要です。更なる研鑚を念ずるばかりです。

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